理念・方針

米国で活動する日本人パイプオルガニスト

としての理念は、

一曲ずつ心をこめて演奏し、

聞きに来られた方の人生が

少しでもいい方向へ変えるお手伝いをすることです。

音楽にはパワーがあります。

音楽は人生をも変える力があり、

勇気や癒しを与えることもできます。

パイプオルガンを通して、

観客の皆様とスペシャルな時間を

共有できたらと思っています。 

パイプオルガンの起源は、

紀元前3世紀にまでさかのぼります。

祭事などで使われる楽器として

誕生しましたが、

中世の13世紀ごろから

主に教会などで使われるようになりました。

その結果誕生した数多くの曲、

そしてオルガンの発達に伴った

音色・エンジニアリングが、

私がパイプオルガンに

魅了された理由のひとつです。

生演奏で聞くオルガンは、

さまざまな音を発するだけでなく、

オルガンがある空間すべてを

振動させる素晴らしい楽器です。

オルガンひとつひとつが、

その文化、時代、設置場所によって

カスタマイズされているので、

知れば知るほど

オルガンワールドに

引き込まれていくようになりました。

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私は選曲する際、

観客の皆様に楽しんでいただけるような

プログラムを組むよう努力しています。

レパートリーは中世から～

近代のゲームのオリジナルサウンドトラックまで

幅広く取り込みます。

私のリサイタルは、

聞いていただける音楽を提供するだけでなく、

来場してくださった方とコミュニケーションをとる

「インタラアクティブ」スタイルです。

お客様にもっとオルガンを

身近に感じていただきたい

という気持ちから、

そういうスタイルになりました。

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そして、もう一つ大事にしていることは、

「インクルージョン」。

パイプオルガンを知る方知らない方、

楽譜を読める方も読めない方、

クラシック音楽が好きな方苦手な方、

障害のある方ない方、

宗教を信じる方信じない方など、

特にお子さんがいらっしゃる方を

大事に考えて、

プログラムを組みます。

私自身、障害を持つ子供がいますので、

我が子が楽しめるようなプログラムを組めば、

きっと似たような境遇のご家族の方にも

楽しんでいただけるのではないかと思っています。

私のコンサートには

ぜひともお子さん同伴でご参加ください。

ぬいぐるみや毛布、ヘッドフォン

そしてアイマスクを持ってきていただいても結構です。

一番大切なのは、

いつも苦労をなさっているご両親に

少しでも楽しい時間を提供すること。

音楽を通じて、

少しでも世界が一つになりますように。